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アメリカで、養蜂(ようほう)業者が飼育するミツバチが大量に失そうする現象が起きている。ミツバチは、ハチミツだけではなく、野菜や果物の成長に大きな役割をしていて、日本の食卓にも影響を与える恐れが出ている。
ミツバチの大量失そうが報告され始めたのは去年の夏で、現在までに27州で確認され、アメリカ全土にいる240万匹のミツバチのうち、約3分の1にあたる70万匹が飛び立ったまま巣箱に戻らなくなっている。ミツバチは帰巣本能が極めて高く、群れのまま戻らないのは過去に例がないといわれている。
専門家の一人、フロリダ州農業部養蜂検査課長は、「多大なストレスがかかり、病気や失そうにつながっているのかもしれない」と分析するものの、病原菌や農薬が原因で巣に帰る本能をなくしたことなども推測され、はっきりとした原因はいまだわかっていない。
広大な農場を持つアメリカでは、ミツバチが農作物を作るために必要な授粉を手助けしている。フロリダ州で作られる果物や野菜の3分の1はミツバチの授粉によるものだが、ミツバチの大量失そうでその数が不足し、授粉ができないため、農作物の収穫量が大きく減る恐れが出てきている。
玉川大学ミツバチ科学研究施設・中村純教授は「アーモンドやチェリーなど、アメリカに頼っている作物が、ミツバチによる授粉ができなくて実らなかったら、日本に入ってこなくなる。農作物の値段が高くなることも起こり得ると思う」と話している。
<5/7 日テレニュース>
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